義母の遺産相続の協議書が送られてきた。

年初に亡くなった義母の遺産相続。

 

手続きを司法書士に依頼していたのが完了して

全て義弟が相続すると書かれた協議書が送られてきた。

 

押印して返送する。

 

義母の遺産は実家の建物の一部と預金と車。

 

車と建物は義弟の名義に変更。

義父亡き後の家と土地は全て義弟のものになる。

 

預金は500万ほどあったらしい。

らしいのと言うのは、実際通帳を見たわけではないから。

 

本当は実際いくらなのか知りたいところだが、

夫は俺はいらないからと言ったので、

いくらなんだと聞くとまたややこしいから

聞かないと言う。

 

義弟は全てそうなのだが、

話を明確にしようとしない。

何となくうやむやな話し方をする。

 

そして言い訳のような話をくどくどするのだ。

 

独身で、不安定な就労で、

義父母と暮らしてきた義弟。

 

社会保険の加入期間も少なく

年金が少ないと思われる。

 

退職金や蓄えもない。

 

老後が心配だ。

 

だから、あの家もあの家にある財産も

全て義弟が相続すれば良いと思っている。

 

散々実家に世話になってる義弟だが、

義父母が老いてからは、1人で面倒を見てくれているし、そのお礼もある。

 

だから、その遺産を大事に使って欲しいと思っているのだが、そういう気持ちがあるのか不安だ。

 

そして、自分は何も財産がなく、

自分だけが遺産を相続することを

どう考えてているのかもわからない。

 

悪いね。助かるよ。

色々かかるからさ。

 

そう言ったけど。

情けない気持ちはないのかな。

不甲斐ないと思わないのかな。

 

今の生活は義父の蓄えと年金で賄っている。

 

義母が倒れた昨年以来、仕事は休みがち。

年休なんかとっくに消化してるだろうから、

ろくに収入はないだろう。

 

契約切られるんではないかとこっちは心配してるけど、本人は心配してる様子はない。

 

そのうち、びっくりしたよ。契約切られちゃったって言ってきそう。

介護で仕方なく休んでるのにさって、また社会がおかしいみたいな不満を言うのだ。

そんな休んでばかりの当てにならない人、いつまでも雇わないと思うよ。

 

 

もう58歳だ。

次はそう簡単に見つからない。

 

義父が亡くなるか施設に入れば、

義弟の生活費はすぐに足りなくなる。

 

遺産があるうちはなんとかなるだろうが、

その後はどうする気だろう。

 

たぶん何も考えていない。

 

うちは義弟の面倒はみれない。

みたくない。私はね。

 

だから一切義父母のものは受け取らないのだ。

 

今は義父の面倒を見てくれて、ありがたいけれど、その後は自分のことは自分でなんとかして欲しい。